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チャーリーXCXが、米バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)でホスト・デビューを果たし、ミュージカル『ウィキッド』をテーマにしたユーモアあふれるスケッチに登場した。
現地時間11月16日、32歳の英国ポップ・スターであるチャーリーは、同番組でホストと音楽ゲストを兼任。ブロードウェイ・ミュージカル『ウィキッド』の実写映画版に向けたオーディションを題材にしたコメディ・スケッチで、その多才ぶりを見せつけた。
スケッチは、「観客は豪華キャストによる『ウィキッド』を待ちきれない!」という映画の予告編風のナレーションから始まった。ジョン・M・チュウ監督のこの映画から、アリアナ・グランデがグリンダ役、シンシア・エリヴォがエルファバ役を演じ場面が映し出される。そして、「撮影が始まる前に、多くのハリウッド俳優たちがオズの地を踏むためのオーディションを受けました。その未公開のスクリーンテストをご紹介します」と解説が続いた。
スケッチでは、有名人たちによるユーモアな架空のオーディションが次々と描かれ、ジョジョ・シワ(クロエ・ファインマン)、バーニー・サンダース(サラ・シャーマン)、シドニー・スウィーニー(ファインマン)、アル・パチーノ(ダナ・カーヴィー)、マーサ・スチュワート(ファインマン)、そしてバッド・バニー(マルセロ・ヘルナンデス)などが登場した。
チャーリーは、アデルの完璧なモノマネを披露した。米ラスベガスで【ウィークエンズ・ウィズ・アデル】定期公演を開催しているアデルを思わせる、エレガントな黒いドレスに身を包み、ロングウェーブの髪をなびかせたチャーリーは、「こんにちは。靴を脱いでもいいかしら? OK、ウィキッド(最高)!」と言いながらヒールを脱ぎ捨て、黄色いレンガ道を歩く。そして、「オー・マイ・ゴッド! 思わず映画のタイトルを言っちゃった! これって超ウケる!」と、大げさに笑いながら付け加えた。
スケッチの後半では、『SNL』キャストのボウエン・ヤンが登場。シーズン50のプレミアでチャーリーXCXのモノマネを披露したことで話題となった彼が、再びチャーリーを演じた。今回は、本物のチャーリーと並ぶ形で登場し、チャーリー本人は、ツアーメイトであるトロイ・シヴァン役を務めた。
「君のことをエルフィーって呼んでもいい?」とボウエン演じるチャーリーが尋ねると、トロイ(チャーリー)が「ダメ」と即答。ボウエンは「私がいじめたのは、私がビッチで、あなたが魔女だから。でも、あなたが本当に魔女だから私は混乱してるの」と続けた。それに対し、チャーリー演じるシヴァンが「私は魔女じゃない。トップよ」と切り返し、笑いを誘った。
また、ボウエンは映画『ウィキッド』でファニー役を演じている。同作は11月22日に全米公開される予定だ。
このエピソードでチャーリーは音楽パフォーマンスでも観客を熱狂させた。彼女は6枚目のアルバム『ブラット』より「360」と「Sympathy Is a Knife」を披露。今年6月にリリースされた『ブラット』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場3位を記録し、2025年の【グラミー賞】で<最優秀アルバム>にノミネートされるなど、高い評価を受けている。
今回の出演は、チャーリーにとって2014年と2022年に音楽ゲストとして出演したのに続く、『SNL』への3回目の登場となった。
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